バリー・レビンソン監督
第61回アカデミー賞（1989年）
主演男優賞（ダスティン・ホフマン）
監督賞、作品賞、脚本賞受賞。

いまやハリウッドスターといえば
トム・クルーズ！ブレイクした
『トップガン』。私の印象では、
かっこいいけどちょっと物足り
ない感じ。でも次の出演のこの
作品で要チェク俳優にランク入り。
遺産目当てで、今までその存在を
知らなかった 兄（ダスティン
・ホフマン）を見つけ出し、L.A.まで
連れていくことに。その兄は重度の
自閉症で、思い通りにならないこと
ばかりの道中。が、次第に兄を理解し
愛情を感じるようになる過程で
だんだん変わっていくトムに◎！
別人のようなダスティン・ホフマン
の主演男優賞は納得です。

　『エイリアン』
　『ブレードランナー』
　『グラディエーター』
　『キングダム・オブ・ヘブン』の
　リドリー・スコット監督作品。

　結婚生活に息苦しさを感じて
　いるテルマ（ジーナ・デイビス）
　と親友でウェイトレスのルイーズ
　（スーザン・サランドン）。
　週末の息抜きバカンスのつもりが
　予期せぬ出来事から女性２人の
　逃避行へ。
　覚悟を決めて自由を求める姿が
　かっこいい！　状況によって、
　２人の関係が逆転したり、
　微妙に変わっていくのがロード
　・ムービーの面白さ。芸達者な
　２人が存分に見せてくれます。
　ブレイク直前のブラッド・ピット
　出演のお楽しみもあります。

ラッセ・ハルストレム監督
美術は『バグダット・カフェ』
のベルント・カプラ。撮影は
イングマル・ベイルマン作品の
スヴェン・ニクヴィスト。美しい
映像と心温まるストーリー。
アイオワ州エンドーラ、母と
弟（レオナルド・ディカプリオ）
の世話をし守る為、退屈な町から
出られないギルバート役に
（ジョニー・デップ）。
トレーラーハウスでの旅の途中に
この町に寄った少女（ジュリエット
・ルイス）に出会い惹かれます。
やっぱりジョニー・デップは
目が印象的。どんな役でもこなし
特殊なキャラも上手いのですが、
こんな普通の青年の茶目っ気や
ふとした切ない表情に目が
離せません。まだ幼さが残る
レオ様の演技も必見！