去年「ファインディング・ニモ」を観た時の予告編が面白かった〜。
「中年太りのお腹ではスーパー・スーツのベルトがとまらず・・・。自分の部屋で息を
つめたり、身をよじらせて必死になって締めようとしているとキッチンにいるらしい
奥さんに呼ばれて・・・」
このシーンは本編にはなかったので、予告用だったのですね。
この時「ヒーロー=孤独」というイメージがあって、奥さんには秘密でヒーローなのかと
勝手に思い込んでいたのが、 見事に裏切られた。
<Mr. Incredible>には家族がいて、みんながスーパー・パワーを持っている!
Pixar の映画は大好き! 小学校低学年の子供達と観に行くので、いつも吹替なのだが、
吹替も日本語訳もハズレなし。ウッディ&バズ(唐沢寿明&所ジョージ)、マーリン&
ドリー(木梨憲武&室井滋)など、会話の掛け合いが面白く大人でも十分に楽しめる。
というより、 大人にしかわからない事もある(例えば、子供達にはバズが人気だけど
大人にはウッディがよくわかる)
私 の注目はデザイナーの「エドナ・モード」
監督(男性)自らが声を担当していることは有名。
が、このキャラはハリウッド全盛期の衣装デザイナー、イーデス・ヘッドがモデルでは
ないかと。
イーデス・ヘッドとは、1940年代〜1970年代にかけて衣装デザインで8回もアカデミー賞
を受賞したデザイナー。「ローマの休日」「麗しのサブリナ」のオードリー・ヘップバーン、
「裏窓」のグレース・ケリー、「スティング」の衣装を手がけた人。私は「裏窓」のグレース・
ケリーのドレスがとても好きで、調べてみて初めてこのデザイナーの名前を覚えました。
デザインといえば、さりげなく出てくる椅子や食器などもおしゃれ。
面白かった〜!ってニコニコで映画館を出てきたのでした。