「ハウルの動く城」 <
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とても楽しみにしていた新作。
前作、「千と千尋の神隠し」のあの<湯屋の世界><海を走る電車>にすっかりはまって
しまったので、ハウルは正直ちょっと物足りないかも?
これはハイジ、これはラピュタ、ここは魔女の宅急便など、様々な映画が思い出されて
ストーリーに集中できなかったからか・・・。もう一度見直してみると違う印象かも。
が、動く城は見事です!
また、ソフィーが90歳になってからの方が生き生きしてるのが楽しい。
以前観た、黒柳徹子主演の「幸せの背比べ」という劇を思い出した。
若い頃の自分、母になった自分、年老いた自分が同時に語り合うというお芝居。
私は、年を取ると失う事が多く衰えるだけではと不安だったのに、劇中の老婦人は
「さぁ、右足さん、起きるわよ」などと動かない体に声をかけながら、客観的に自分を
みる冷静さ、どんなことも受け入れる寛容さ(あきらめ?)を持つようになる。
その年齢なりの暮らしをし、幸せがあると感じられ、年を取るのも怖くないと感動した。
内気 で容姿にコンプレックスを持つソフィーも、 老婦人になって体にガタがきたり、外見から
解放されると、かえって自由になり 知恵やユーモアを駆使して活躍していくのが愉快!
それにしても、強くて優しい 宮崎ヒロイン復活!?